03.22 古本レビュウ

チェーン店に軽い憎しみがあります。食べ物屋や古本屋のチェーン店はどうにも「利潤第一」感があるので。
まあでも、最近は一冊100円コーナー、岡山のあるチェーン古本屋なんか50円コーナーとかがあるからありがたいことです。作者様には悪いけれど。

「巨娘」が(私の中で)ヒットした勢いで同作者の

『神戸在住』(講談社/木村紺)

を集めています。
行った古本屋(の100円コーナー)に１、３、５巻しかなくて、風邪っぴきで外出できない今ちょっとずつ読み進めました。
一巻の「震災」～「震災から。」に心打たれ、「2巻読もう」と手を伸ばしたらそうでした１の次は３しか今ないんでした。
2巻手に入れるまで我慢すべきか短編漫画だから読んでいいのか、悩みつつ目次を見たら再び話タイトル「震災」「震災から。」
そこだけ読みました。

すごかったです。



先生の描き方は細かくて、本当にそういう体験をしたかのように描かれる。

私は愛媛の育ちで、1995年は多分7歳。震災は記憶にありません。
ほんとに何も言えないなあ。言っちゃだめだろうなあ。
神戸に住む魔王は何かそういう、傷跡を見たり聞いたりするのかしら。
今度遊びにいくときまでに、全巻読破目標。



好きな作家にまた会えた。
またすごい作品に会えました。
感謝。

日常的な話、淡々とした話、ほのぼのとしたお話、お好きな方はぜひ。

アフタヌーンの当たりの多さはすごい。