01.16 ご報告

ほうっておいてください。触れないでください。何の言葉もいらない。




じいちゃんが亡くなりました


家族でした。同居してました。
小さい頃から面倒みてもろててました。
わがままがひどくてばあちゃんやおかんとよく言い争い？してて、じじばばはケンカ友達みたいなもんで、でも孫と曾孫にめちゃくちゃ優しくて、まさに「破顔」って感じでにっこー！と笑うひとでした。
病気をよくする人で、だいぶ前の癌かなにかの手術をしたときに内臓を色々移動させたりしたので、でも食い意地がはってて、
夜におやつ寝ながら食うから肺に食べ物入ってよく肺炎起こして入院して退院しては入院してを繰り返してて
「こんだけずぶとけりゃあ死なんわい」て言う程病院は我が城とばかりにしてたんですが
ここ最近、うちが進学してからくらいからか足腰がますます弱くなって這って動いてたり、ヘルパーさんにお世話になったりおかんが入浴介助したり要介護老人になってて部屋から出なくなってて、
最後にじいちゃんに触ったんはこの間その入浴の移動のときちょっと腕組んだくらいかなあ。
でもうちが岡山から帰ったら「あきちゃんお帰り」というてくれてました。
帰る度体が悪くなってて、泣き虫にもなってて、もしかしたらとか思ってたんですが
さいごにあったんは成人式の着物を見せたあと、岡山にもどるときは姿見せてない。あああああ。


早朝から体調のわるいのを訴えだして、助けてていいながら八時くらい、呼んだ救急車が来たあたりではすでにだめだったそうです
多分ばあちゃんは立ち会えたんかな？
それが水曜日、

うちは進級製作でしないといけない作業があって、ちょうど授業は午後からだから朝まで作業したれ、とその朝八時あたりにやっと寝てました。
昼近くになって起きて着信記録とねーちゃんからのメール見て「ついにか」と
驚いて電話して
せんといかん課題があるから六時まで帰れないて。
かえればよかった。
泣きながら電話切って時間まで作業して顔洗って学校行って放課後忌引届のためハンコとりに部屋に戻ってじいちゃん焼かれるんかと思って泣いて顔洗って学校行って作業終わって部屋に戻って荷造りしながら泣いて顔洗って電車に乗って愛媛ついて葬儀場でじいちゃんの顔みてまた泣いて何度も泣いて日が開けて葬儀になって泣いて来てくれてた岡山のおかんの友達みて泣いて焼かれて泣いて泣いて泣いてる。
実感ないから学校わらってすごせた。気抜いたら泣くって状態にはじめてなった。
誰かと話してたら実感ないから笑える。
ひとりになったら突然涙でる。

え、なんでわらえてんの？

じいちゃん、めちゃくちゃいい顔でした。わらってるみたいだった。
死んだばっかのときは顔色紫だったらしいんだけど。
ずっとしんどかったろうから、やっと楽になれたねぇ。
でもすごいさみしいよじーーーちゃんーーー

はやく帰ればよかった顔色紫でも課題で人に迷惑かけてでもできるだけじいちゃんといればよかったもっと話しかけときゃよかったもっとさわっときゃよかったくれたおにぎり食べればよかった
もうあの部屋行ってもお帰りていってもらえんし曾孫に歌もうたわないし歯ブラシも捨てなきゃだしあの見慣れた半纏も主がいない。代わりに走馬灯がまわってる。
そろそろ夢さめるだろ、みたいな気持ちに何度もなる。
リアルな夢だなあ。
おらんわけないて。


一番つらいのはばあちゃんでじいちゃんの最期につめたくしてしもたそうで
最後のばあちゃん
すごく孝行しよう。


まだ実感あったりなかったり
いないのがほんとに理解できるときがくるのがこわい
声や姿を忘れるのがいやだ

ありがとうごめんほんとごめんありがとうおつかれさまでした。
うちも目一杯泣いたらがんばるよ。




はきださせてくれてありがとうございました。